ポエム

http://twitter.com/gottos/status/14229534977
これ読んで思ったこと。
戦争を無くそうとか、争いを無くそうとか、そういうのはよくないと思う。人間の争いはだいたい二つに分けることが出来て、「自分が属する集団の勢力を伸長させるための争い」と「自分が属する集団のなかでより大きな権力を得るための争い」に分けられると思う。

争いにどういう手段が用いられるかというと、殴りあったり、武器を執って殺しあったり、部下を指揮して大規模に殺しあったり、誰かの指揮下で戦ったり、ビジネスにおける生産性を競ったり、経営の効率を競ったり、創作物の他者からの評価を競ったり、まあいろいろある。

「自分が属する集団の勢力を伸長させるための争い」と「自分が属する集団のなかでより大きな権力を得るための争い」というのは、どうやら他の動物を見ている限り、群生する哺乳類では一般的な本能のようだ。群同士、群内部で抗争を繰り返すことで群やそれに属する固体が常に変化し続けることで、群、さらには種の存続に有利にさせるための本能で、これは経済学や経営学の分野ではイノベーションとか言われる。

つまり、群生する哺乳類にとっては、権力欲は性欲にならぶ自己保存のためのツールなのだろう。冗談半分で言われることに「人類の技術の進歩は性欲および戦争と共にあった」とか言われる。資本主義化で奇形的に技術が発達したのは、資本主義に「企業という群同士の戦争」という側面があるからじゃないのか。

しかしながら、人類はどうも意志の力で本能を抑えこむ力がある(もしくはそう思い込む力がある)ようだ。権力欲を、争いを否定すれば、人類の変化はそこで止まって、もし宇宙人が攻めてきたら、その時人類は対抗出来ないだろう。

僕は、いつ宇宙人に攻められてもいいように、人類から争いが無くならないように微力ながら力を尽したい。